8月もあと少しとなりましたが、暑い夏は今しばらく続きそうです。
この時期大活躍なのがエアコンを使った冷房。
エアコンは、冷暖房を一台の機械で兼ねることができ、ヒートポンプを利用した非常に高効率で省エネな冷暖房機器です。
その昔は、各家庭に一台、今では各部屋に一台といったようにその生産台数を増やしています。
需要が伸びるにつれて、その効率も10年前とは比較することが出来ないほどに向上しています。
以前に、試算したブログがありますのでそちらを参考に↓
「10年以上前のエアコン」と「最新式のエアコン」の電気代を比較すると!
スライムと言われると、まず一番に出てくるのが、某大人気ゲームソフト「ドラ〇ゴンクエスト」に登場するプルプルした可愛いモンスターではないでしょうか?
夏のエアコンに発生するスライム現状はそんなかわいいものではなく、かなり厄介な現象です。
高温多湿な日本の夏、エアコンは室温を下げるとともに、湿気を外部に放出してくれています。
その過程で多くの水がエアコン室内機のドレン皿に溜まり、ドレンホースを通って外部に放出されています。
夏場に、エアコン室外機の周りがドレンホースからの水で地面が水浸しになっている現象が、室内の湿気集めてを外部に放出されたことにより起こっているのです。
その際に発生するのがプルプルとしたスライムです。
その名の通り、ドレンに集まってくる水と何かしらの栄養素と反応して、プルプルのゼリー状の物体となり、エアコンのドレンホースを詰まらします。
ドレンホースが詰まるとドレン皿がオーバーフローし、室内機から水が漏れだします。
この時、特にエアコンからのエラー表示等がないのが一般的で、室内に水を受けることになり早めに気づかないと大変な惨事となってしまうこともあります。
なかなか、起こる現象ではないのですが、一体なにが原因として考えられるでしょうか?
まず、夏のエアコンは多くの水を集めて常時排出されているため、栄養素と反応する水には事欠きません。
それでは、エアコン内で反応する栄養素となるものは何が考えられるでしょうか?
まず、フィルター掃除を怠ったためにフィルターに付着した埃がドレン皿に落ち水と反応することが考えられます。
おそらくこれが原因として一番可能性の高いものであると言えます。
また、高気密高断熱住宅の場合、夏場は常時エアコンをつけっぱなしのほうが効率がよいものでそういった使い方をされる方も増えてきています。
その場合に、お掃除機能付きエアコンなどとしていると機種によりますが、運転中はフィルター掃除をしてくれない機種が多くお掃除機能が付いているという安心感から掃除、点検を怠り埃が侵入してしまうことも考えられます。
定期的にお掃除機能を動かし強制掃除をする必要があり、エアコン上部のフィルターなども掃除されているのか?確認しておくほうがいいでしょう。
その他の栄養素となる可能性のあるもので、エアコン内の錆びや、エアコン掃除に使った薬品の一部などいろいろな原因が考えられる現象です。
スライムは基本的に夏場に発生する現象です。
まず、重要なのが夏の2カ月に間については、2週間に一度程度の点検とフィルター清掃を徹底しましょう。
そして、季節終わりには分解薬品洗浄やドレン皿にスライム発生の形跡がある場合はスライム抑制剤の使用などが効果的です!
また、最近ではドレンホース内の詰まりを解消してくれるドレンホース用クリーナーなども2~3000円程度で販売されていますので、お掃除用具として季節の変わり目に清掃したり、常備しておくのも、もしもの時には非常に効果的な対策です。
非常に高効率で夏の暑さ対策に有効なエアコンを上手にお手入れしながら、暑い夏を乗り切りましょう!