今日は現在進行中の神戸市垂水区「高性能な庫裏」新築工事の上棟作業を行いました。
心配されていた天気も晴れ間がさす作業のしやすい気候で順調に上棟作業を行うことができました。
今回はとある寺院の庫裏の新築工事となり、延床で60坪弱のかなり大きな建物になります。
一部が信者さんの宿泊施設も兼ねているということで快適に泊まっていただけるように高気密高断熱仕様の庫裏となります。
通常、寺院というと昔ながらの日本の伝統建築であることがほとんどで、今の時期などとにかく寒いものです。
苦行を耐えてということもあるかもしれませんが、過度の寒さは気合だけで乗り切れるものではなくその命さえ危険にするものです。
今回の上棟では、お施主様のご厚意で餅まきを実施しました。
私自身長く住宅建築に携わっていますが、上棟の「餅まき」はこの度で2度目と、近年では餅まきまでする家は、ほぼ無くなったと言ってもいいのではないでしょうか?
ご近所の方々も集まっていただき、棟があがったことを無事報告させていただきました。
安全第一で工事のほうを進めていきたいと思います。
その昔、家を建てるということは、その村にとっての一大イベントでした。
重機や建築工具が発達していなかった時代は、村の男たちは上棟を手伝い、女たちは炊き出しを行い、近隣総出で力をあわせて家の上棟を行いました。
そして、村の皆さんへの報告や感謝を込めて「餅まき」を行っていたのです。
最近では見ることが少なくなってきた餅まきですが、テンションもあがり皆笑顔でよい上棟になりました。
Y様、本日は上棟おめでとうございました!
上棟ではいといろと気遣いいただきありがとうございました。