夏至(6月22日ごろ)の日は、太陽はいちばん高くなります。
夏至を過ぎると、太陽の通り道は、少しづづ低くなり、冬至(12月22日ごろ)の日は一番低い位置を通るようになります。
しかし、夏は7月、8月、9月が夏至よりも暑く、冬は1月、2月、3月が冬至よりも寒くなります。
これは、地球が温まったり冷えたりするのに時間差があるためだと言われています。
ですので、夏では9月は残暑といってまだまだ暑さの残っている時期ですが太陽の高さ的には随分低くなってきているのです。
立地条件にもよりますが8月ぐらいまでだと適切に庇を計画することによって太陽光の大部分を遮断できますが、太陽の高さの低くなった9月には庇だけでは完全に太陽光を遮断できなくなってきます。
「じゃあ、もっと庇を出せばいいじゃないか。」と思われるかもしれませんが、今度は冬の暖かい太陽熱を室内にとり込めなくなってしまします。
よって、残暑の厳しい9月には、プラスαの日射対策をすることをお勧めします。
点検に伺った西脇市「家族つながる回遊する家」では夏の残暑対策に、庇代わりのベランダより「よしず」によって対策されていました。
昔ながらの伝統の日射対策で、定番の方法であり風を採り入れながら効果的に日射を遮蔽する対策です。
今は、その他シェードなどをつかった方法でも対策可能となってきており、庇を計画するのが難しい場合でも家の景観を損なうことなく対策することができるようになってきました!
まだまだ暑さの続く9月、快適に過ごすための対策を行いましょう!