注文住宅での家づくりというのは、やろうと思ったことはどんなもとでもできてしまいます。
しかし、「コストによる制約」、「間取りによる制約」、「使い勝手を考えた時の制約」、「法的な制約」など色々な縛りの影響を受けながら最終の建築内容を決定していきます。
もちろんプランが進行すれば、誰しも「こうしたい!」という要望がたくさんでてきます。
要望の内容を、「どうしてそうしたいのか?」ということを追及して「本当に必要なことなのか?」、「その方法がベストなのか?」ということを考え、要望をまとめて行きます。
その中で、家の完成後、2期工事として行うという選択肢もでてきます。
今するのか?後からするのか?
2期工事で行うことでメリットのある箇所や、2期工事で行うことで当初から行った通りの性能がでなかったり、かなり割高となってしまう箇所もあります。
先日は、そのお引渡し後の工事として明石市でマンションリノベーションしたI様邸に伺ってきました。
I様邸の場合は、木製建具工事を一部2期工事としていました。
最終の予算上の制約と、使い勝手によってはすぐに必要ないという判断でしばらく様子をみてからの工事となっていました。
木製建具を2期工事とする場合、建具が将来的につくであろうところに、建具溝や建具が付けられる下準備をしっかりと行っておくことで、現場での作業を大幅に短縮することができます。
コストとしては、取付費が割増でかかってきますが、木製造作建具となるとその建具自体が非常に高価なもので、すぐに必要ないところでも工事費を圧迫したりします。
次回は、新築時にしとかなければいけないところ、2期工事としてもよいところについて