外部に木材を使用する場合、
保護のために塗装処理が行われているのですが、
定期的なメンテナンスをするのか?しないのか?によって木の耐久性が大きく変わってくるのを知っていますか?
また、使用されている立地や箇所(日の当たり具合、風の当たり具合、海の近く、湿気が多い場所)によっても、耐用年数は大きく変わってきます。
使用される塗料にも種類があり、
■合成樹脂調合ペイント系について
一般的にペンキ塗りと言われているもの。
メンテナンス時期としては大体4、5年周期でしょうか。
表面に塗膜を張るタイプの塗装で、劣化してくると表面の塗装がパリパリ割れてくるのが特徴。
■浸透性の木材保護着色塗料について
文字通り木に浸透させて使う塗料で、木目や質感を残したまま塗装することができます。
メンテナンス時期は、ペンキ同様に大体4、5年周期でしょうか。
■ウッドロングエコ木材防護保持剤について
基本は、再塗装などのメンテナンスなしで木を長持ちさせるというものです。
メンテナンスとしては、砂埃などがたまりやすいので、デッキブラシやなどでの水洗い程度でOKです。
塗装後の色合いは、樹種、箇所によって色ムラがあり、経年と共に色合いが増していくというものです。
■アイアンウッドについて
塗装なしで10~20年以上の耐久性を持っています。
非常に硬くて重い材料のため、施工性は悪く、
トゲなども非常に硬いものなので、素足などで使用するのは危険です。
数年経つと、木の色が抜けてグレー色になってきます。
耐久性は問題ないのですが、美観で色がほしい場合は塗装することもあります。
どの方法も一長一短あります。
自分にあった方法で、
木を大事に、上手にメンテナンスしていってください。