無垢フローリングの保護として浸透性の自然オイル塗装を推奨しています。
無塗装のままでも問題ないのですが、シミや汚れからの保護として、塗料を木材の表面から内部に浸透させて、木の表情をしっとりと浮かび上がらせることのできる仕上げでもあります。
ウレタン塗装と違い、表面に硬い膜をつくらないので、木材、本来の質感を活かすことができます。
右が針葉樹の杉、左が広葉樹のナラのフローリング材です。
写真ではわかりにくいですが、下から無塗装、自然オイル+白色の自然オイルの調色塗装、自然オイル塗装
真ん中の調色塗装にすると、ほぼ無塗装と、木の表情を変えずに保護塗料を塗ることができました。
ナラに関して言えば、自然オイル塗装で、木の目がしっかりと浮き上がり高級感がでて良いのですが、杉などに対してはオイルによって赤身、白太の木の目がはっきりしすぎ、オイルによる艶々しさを感じることがあります。
少しばかりは、フローリングの日焼け防止効果も期待できそうですので針葉樹などを張る際は提案してみても良さそうです。