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2013.02.04オガスタの活動|雑記

立派な入母屋屋根の点検調査へ。

先日、屋根の点検調査に伺いました。
現在、店舗として使われているらしく、
内装外装は和のテイストできれいにリフォーム済のでした。

しかし屋根については、入母屋の和瓦葺きの雰囲気が気に入られていて、
昔のまま手付かずで、風向きによっては少し雨漏れするという状態で、
葺き替え、補修を含めた調査をさせていただきました。

入母屋

最近あまり見ることの少なくなった立派な入母屋屋根で、相応の痛み具合でした。

古い屋根改修を行う場合、
いろいろな留意点があり、その選択により大きく金額及び内容が変わってきます。

まず、問題になってくるのが、
現在の屋根に土置きで屋根を葺いているか?土のない状態で葺いているのか?

次に、現在の瓦の劣化状況はどうか? 下地の状態はどうか?

谷などの板金の劣化状況。漆喰の劣化状況。瓦のズレ具合、破損箇所などなど…。

多岐に亘って検討が必要です。

また、選定する瓦によっても大きく建物の雰囲気と修繕費用が左右されます。

瓦

左から「淡路古代いぶし」「淡路黒いぶし」「淡路いぶし瓦」「三州釉薬銀黒瓦」となります。

「淡路古代いぶし」「淡路黒いぶし」は、ほぼ受注生産品状態で、強い耐久性と古瓦のような味のある仕上がりとなります。

「淡路いぶし瓦」は兵庫県民にはもっともポピュラーないぶし銀の美しい高級感のある瓦です。弱点としてはイテに若干弱く、寒冷地には適さないということでしょうか。

最後に「三州釉薬銀黒瓦」は、日本最大の瓦の生産地三州の瓦で、釉薬が使われており、和瓦の量産品として、扱われてきていました。

和瓦ひとつとっても多くの種類があり、
複雑に屋根の絡み合った入母屋屋根の修繕は通常の屋根と比べると高額になります。
状態状態に合わせてベストな提案ができるように頭を捻りたいと思います。

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