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2026.03.29雑記|建築探訪

海と空を主役にした結婚式場「セトレ神戸・舞子」の建築

 

 

 

最近、少し暖かくなってきたこともあり、

またランニングを再開しました。

 

 

 

私のランニングコースの一つが、

神戸の海沿い、舞子あたりのコースです。

 

 

 

海沿いを走っていると、

ふと目に入ったのが夜にライトアップされた建物でした。

 

 

 

家づくりの仕事に携わって早二十数年に、
現場監督~スタートしたキャリアも、
営業、設計、アフターメンテナンス、工務店経営と、
日々学びながらより良い家づくりを実現するために奮闘中!!

 

 

 

ご興味のある方は過去ブログも
遡って読んでいただければ大変嬉しいです!!!

 

 

 

 

 

 

 

それが「ホテル セトレ神戸・舞子」のチャペルです。

 

 

 

ランニングの途中で何気なく見上げたその建物が、

海と空に向かって開いたとても印象的な空間で、

ライトアップされていたので立ち止まってしまいました。

 

 

 

 

実はこの建物、建築好きの方の間では有名な建築です。

このチャペルを設計したのは、建築家の芦澤竜一さん。

安藤忠雄建築研究所出身で、大阪を拠点に活動する建築家です。

 

 

 

 

住宅やホテル、

商業施設などを多く手がけており、

場所の魅力を活かす建築」を得意とされています。

 

 

 

 

一般的な結婚式場というと、

 

 

・豪華な装飾

 

 

・シャンデリア

 

 

・大理石

 

 

など、建物そのものが主役になっていることが多いですが、

セトレのチャペルは少し違います。

 

 

 

 

ここでは「建築が主役ではなく、景色が主役」です。

 

 

 

祭壇の先には

 

 

 

 

 

 

そして明石海峡大橋が広がります。

 

 

 

 

つまりこの空間は、

風景そのものを祭壇にした建築とも言える設計です。

 

 

 

 

建築的に見ると、

フレームを極力シンプルにして、

視線が自然と海へ向かうように計画されています。

 

 

 

住宅設計でもよく使う考え方ですが、

「視線の抜けをつくる設計」ですね。

 

 

 

バージンロードを歩いていくと、

視線の先には海と空が広がる。

 

 

 

つまり

未来へ向かって歩いていくような演出

にもなっています。

 

 

 

 

さらに面白いのは、光の使い方です。

チャペル内部は少し落ち着いた明るさにして、

外の景色が一番美しく見えるように設計されています。

 

 

 

人の目は自然と明るい方へ向くので、

結果として海の風景に視線が引き込まれる空間になります。

 

 

 

ランニング中に見た夜のライトアップも、

ガラス越しに海が見えるように照明がコントロールされていて、建築の輪郭がとても美しく浮かび上がっていました。

 

 

 

建築家として見ると、

この建物の一番面白いところは「建築が主張していないこと」だと思います。

 

 

 

派手なデザインや装飾ではなく、

 

 

・景色

 

 

・光

 

 

・空間の奥行き

 

 

これらを活かしている建築です。

 

 

 

 

住宅でも

 

 

・窓の配置

 

 

・視線の抜け

 

 

・光の入り方

 

 

こういった設計で空間の気持ちよさは大きく変わります。

 

 

 

 

性能やデザインだけでなく、

暮らしの中で心地よく感じる空間をどうつくるか。

改めて考えさせられる建築でした。

 

 

 

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