日本の文化は、
中国大陸からの伝承をもとにしたものが多いのですが、
畳 (たたみ)は日本民族の生活の知恵が生み出した固有のものとされています。
湿度が高く、天候の変化が激しい日本の風土で、
「敷物」として育てられ、約1300年以上前から使われてきました。
そのな畳のおもろい実験結果が紹介されていました。
なんと、「畳には集中力持続効果がある。」というものです。
北九州市立大学准教授、森田洋博士の研究により、
「畳部屋における学習効果」が発表されています。
実験内容としては
畳教室と一般教室において、簡単な算数の問題をそれぞれ30分ずつ解かせて、
結果を比較したところ、畳教室で解答するほうが、解答率が約14%以上増加したというものです。
1人が畳部屋と一般教室でそれぞれ2回問題を解いているので学力の差はでにくくなっており、
正解率に差がなく、解答数が伸びたことで、畳部屋における集中力持続効果が認められたという実験結果となっています。
元々、い草の香りには、
「リラックス効果」や「抗菌効果」があると言われていますが、
それを裏付ける結果となっています。
昨今、畳部屋のない住宅も、増えてきていますが、
長い年月親しまれてきたのには、それなりの理由があり、
畳の良さを見直すことのできる実験結果となりました。