家づくりの打ち合わせの中で、
ここ数年ほぼ必ず話題に上がるのが「乾燥機、どうしますか?」というテーマです。
これまでは、圧倒的な乾燥力と仕上がりのふわふわ感で“乾太くん一択”という空気がありました。
特に沖縄を中心に人気が広がり、本州でも新築の標準装備のような存在になってきています。
一方で最近は、ヒートポンプ式の乾燥機の
“ふわっと仕上がるモデル”も出て来て選択肢が広がりつつあります。
今日は、工務店の立場からガス乾燥機とヒートポンプ乾燥機の違いを、
暮らし目線で整理してみたいと思います。
家づくりの仕事に携わって早二十数年に、
現場監督~スタートしたキャリアも、
営業、設計、アフターメンテナンス、工務店経営と、
日々学びながらより良い家づくりを実現するために奮闘中!!
ご興味のある方は過去ブログも
遡って読んでいただければ大変嬉しいです!!!

一番の魅力は、やはりスピードとパワーです。
6kg〜9kgを約60分前後で一気に乾燥
タオルがホテルのようにふんわり仕上がる
生乾き臭がほぼ出ない
共働き世帯や、
洗濯物の量が多いご家庭にとっては、
「干す・取り込む・天気を気にする」という家事そのものが減る感覚に近いと思います。
設計側から見ても、
ランドリールームとセットで“家事動線そのものを変える設備”という位置づけになるのが特徴です。
一方、最近のヒートポンプ式はひと昔前のイメージとはかなり変わってきています。
低温乾燥で衣類にやさしい
電気代が比較的抑えられる
ガス配管や排気が不要
特に「ふわっと感」がかなり改善されてきていて、
衣類の傷みにくさを重視する方や、
オール電化住宅やマンションなどを前提にされている方には、
現実的な選択肢になってきました。
どちらが“正解”かではなく
実はここが一番大事なポイントです。
乾燥機選びは、
家族の人数
洗濯の頻度
家事にかけられる時間
ガスか電気かというインフラ
ランドリールームの広さ
こうした暮らしの条件の組み合わせで、
正解が変わります。
「とにかく時短したい」ならガス。
「衣類へのやさしさと省エネを重視したい」ならヒートポンプ。
性能の良し悪しではなく、
んな毎日を送りたいかで選ぶ設備だと
考えています。
設計の現場から見た“後悔しないコツ”
どちらを選ぶ場合でも大切なのは、
後から置くのではなく、最初から“場所として設計する”こと。
排湿や換気の考え方
音の問題
メンテナンススペース
将来の機種変更
このあたりを考えずに決めてしまうと、
「便利なはずなのに、なんとなく使いにくい」設備になってしまうことがあります。
乾燥機は家電でありながら、
実は建築とセットで考える“暮らしの装置”でもあります。