今週は、福田中学校の生徒さんが
「トライやる・ウィーク」でオーガニックスタジオ兵庫に来てくれました。
今回は、学校からの紹介ではなく、
生徒本人が“この会社に行きたい”と自ら希望してくれたことから実現した、
特別な5日間でした。
建築に興味を持ち、
行動に移したその姿勢に、
私たちも初心を思い出させてもらうようなスタートとなりました。
家づくりの仕事に携わって早二十数年に、
現場監督～スタートしたキャリアも、
営業、設計、アフターメンテナンス、工務店経営と、
日々学びながらより良い家づくりを実現するために奮闘中！！
ご興味のある方は過去ブログも
遡って読んでいただければ大変嬉しいです！！！
初日は、完成を目前に控えた現場に同行し、
建物内外の清掃作業を体験してもらいました。
ほうきや掃除機、
雑巾を使って実際に床や窓を磨きながら、
職人さんたちが大切に仕上げている現場の空気を肌で感じてもらいました。
一見地味な作業のようでいて、
「最後まで丁寧に仕上げる」ことの大切さを学ぶ大事な時間になったと思います。
2日目は引渡し予定の家の引渡し書類の取りまとめのお手伝い、
そして木の香りに包まれながらの模型づくり体験。
図面を見ながら立体的に組み立てていく作業に最初は苦戦していましたが、
手を動かすうちに要領をつかみ、集中して丁寧に仕上げていました。
最終日に「一番の思い出は？」と聞くと、
「模型づくりが一番楽しかったです！」と笑顔で話してくれました。
3日目は、上棟を終えたばかりの現場にて、
完成すると見えなくなる「構造金物」のチェックを体験。
家の骨格を支える大切な部分を間近で見ることで、
図面上の線が“本物の構造”に変わる瞬間を感じてもらいました。
説明を真剣に聞き、疑問点を質問しながら学ぶ姿が印象的でした。
模型づくりを通して、
家の形や空間のつながりを自分の手で考える良い体験ができました。
最初は難しい様子もありましたが、
集中して丁寧に作業に取り組む姿勢がとても印象的でした。
また、実際の建築現場では、
模型ではわからないスケール感や素材の質感、職人さんの仕事ぶりを間近で見て
家づくりの大変さや面白さを感じてもらえたと思います。
これまでに完成した家の竣工写真を整理する作業では、
1棟ごとに異なる設計や素材の表情を見比べながら、
家づくりの多様さに触れてもらいました。
建築を見る目がどんどん育っていく様子が伝わってきました。
アルバム整理を行い、
最後に会社スタッフ全員でティータイム。
5日間頑張ったご褒美としてケーキを囲み、
「おつかれさま！」と声をかけて送り出しました。
短い期間でしたが、
毎日まっすぐに取り組む姿勢が印象的で、
社内にもあたたかい空気が流れる1週間となりました。
将来の夢は「建築家になること」だそうです。
この5日間で実際の建築現場や職人の仕事、
模型づくりを通して、
より建築のことを好きになってくれたのなら、
受け入れたかいがあります。
建築は“見えない部分を丁寧に積み上げる仕事。
今回の体験が、夢に向かう第一歩になってくれたら嬉しく思います。
またいつか、
同じ家づくり”のフィールドで再会できる日を楽しみにしています。
5日間、本当におつかれさまでした！
5日間、忙しい仕事の合間をぬって
丁寧に指導してくれたスタッフにも感謝です！
