秋分の日の休日に、家族で 初めて万博へ行ってきました。
会場は想像以上の人出で、
入場前からものすごい混雑。人気の高さを肌で感じました。
そんな中、入場を待っているときに娘が低血糖のような症状で体調を崩してしまいました。
焦りましたが、周りにいた方々がすぐに声をかけてくださり、
ご自身の持っていた飲み物を差し出してくださったり、
落ち着いた後には「先にどうぞ」と列を譲ってくださる方もいて…。
人の温かさに触れ、忘れられない出来事となりました。
パビリオンはどこも長時間待ちでほとんど見学できませんでしたが、
それでも 大屋根リング を体験できたことは大きな収穫でした。

家づくりの仕事に携わって早二十数年に、
現場監督~スタートしたキャリアも、
営業、設計、アフターメンテナンス、工務店経営と、
日々学びながらより良い家づくりを実現するために奮闘中!!
ご興味のある方は過去ブログも
遡って読んでいただければ大変嬉しいです!!!
建築的な魅力としての「大屋根リング」
大屋根リングは、万博会場のシンボルとして設計された巨大な屋根空間です。
直径約2kmにも及ぶリング状の構造体は、
会場全体を包み込み、訪れる人々に「ひとつの空間に集っている」という一体感を与えます。

単なる屋根という役割を超え、
都市スケールの縁側”のように、人々をつなぐ場として機能しているのが印象的でした。
また、このリングは太陽光パネルや木材の利用など、
環境への配慮も組み込まれており、
巨大建築でありながら持続可能性を意識した設計がなされている点も注目に値します。
私たち住宅設計に携わる者にとっても、
「屋根」が単に雨風をしのぐ存在ではなく、
人の活動や地域との関係を形づくる大切な要素であることを改めて実感させられました。
巨大なスケールの建築は、それ自体がランドマークになると同時に、
訪れる人々の体験や記憶に深く刻まれていきます。
今回の大屋根リングもまさにその象徴であり、「建築が人を包み、人をつなぐ力」を体感した一日でした。
そして、この万博も あと少しで閉幕を迎えます。
今回ようやく訪れることができ、
貴重な体験を家族と共有できたことは、良い思い出となりました。