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2025.09.22オガスタの建築思想

2025年、建設業者の倒産が増加中

 

 

 

2025年に入り、建設業界では「倒産」のニュースが相次いでいます。

先日、帝国データバンクの担当者さんが来社されてお話を聞いていると、

2025年上半期(1~6月)の建設業倒産件数は 986件。

前年同期比で 69件増(+7.5%) となり、4年連続で増加とのこと。。
少し詳しく調べてみることにしました!!

 

 

 

上半期としては過去10年で最も多く、

このままでは年間で2,000件台に達する可能性もあると指摘されています。

 

 

 

家づくりの仕事に携わって早二十数年に、
現場監督~スタートしたキャリアも、
営業、設計、アフターメンテナンス、工務店経営と、
日々学びながらより良い家づくりを実現するために奮闘中!!

 

 

 

ご興味のある方は過去ブログも
遡って読んでいただければ大変嬉しいです!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

倒産増加の背景にある三重苦

 

 

1. 資材価格の高騰

 

鉄骨・木材など建材価格の上昇が経営を直撃。

倒産理由の 12%(118件) が「物価高倒産」に分類されています。

 

 

2. 人手不足の深刻化

 

建設業は人手不足が常態化しており、

若手の確保も難しい状況。54件(5.5%) が人材不足を直接の要因としています。

 

 

3. 後継者難

 

経営者の高齢化に伴い、

事業承継がうまく進まずに倒産するケースも増加。69件(7.0%) と、上半期では過去最多の水準となりました。

 

 

 

こうした課題が重なり、

特に中小規模の建設会社は経営体力を奪われやすい状況にあります。

 

 

 

「倒産」と「廃業」の違い

 

 

 

ニュースでよく耳にする「倒産」と「廃業」。

似ているようで大きな違いがあります。

 

 

廃業・休廃業は経営者が自主的に事業をやめる、

または休止するケース 必ずしも債務処理を伴わず、

統計に反映されにくいものらしいです。

 

 

 

帝国データバンクの統計は

「倒産」のみを対象としています。

 

 

そのため、実際には 廃業や休業も含めると業界からの退出数はさらに多い のが実情です。

 

 

 

 

私たちが目指す「資産性の高い家づくり」

 

 

 

こうした状況だからこそ、

私たちは「単に建てる」だけではなく、

長く価値が続く、資産性の高い家づくり を大切にしています。

 

 

 

高気密高断熱・高耐久を前提とした長期にわたって安心できる住宅

 

メンテナンス性を考慮した将来の負担を減らす設計

 

家計に優しく、経済性を両立する住まい

 

 

 

建設業界全体が不安定な時期だからこそ、

お施主様にとって「建てた後も安心できる資産」を残すことが、

地域工務店として果たすべき役割だと考えています。

 

 

 

 

若手育成への取り組み

 

 

 

また、業界課題の一つである「人手不足」に対しても、

私たちは真剣に取り組んでいます。

単なる指示待ちではなく、

自ら考えて提案できる人材を育て、

将来の現場を支える存在になってもらいたいと考えています。

倒産や廃業のニュースが続く業界だからこそ、

次の世代が希望を持って働ける環境づくりが急務です。

 

 

 

 

まとめ

 

 

 

2025年、建設業の倒産はここ10年で最多水準となっています。

資材高騰・人手不足・後継者難という“三重苦”の中で、

廃業や休業も含めるとさらに多くの会社が業界から姿を消しています。

 

 

 

そんな時代だからこそ、

私たちは 「資産性の高い家づくり」と「若手の育成」 という両輪を大切にしています。
お施主様にとって安心して暮らせる住まいを提供し、

同時に地域の担い手を育てていくことが、私たち工務店の使命です。

 

 

 

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