こんにちは、オーガニクスタジオ兵庫 代表の大島です。
今日はちょっと季節の話題を。
梅雨が明け、いよいよ本格的な夏を迎えるこの時期。
実は「夏の土用」は、建築業界でもひそかに意識される季節なんです。
「土用(どよう)」と聞くと、
多くの方は「土用の丑の日=うなぎを食べる日」を思い浮かべるのではないでしょうか。
もちろんそれも正解。
でも、実は「土用」とは、
年に4回ある季節の変わり目のこと。
特に“夏の土用”は、
「立秋の直前の約18日間」を指し、
今年(2025年)は 7月19日~8月6日ごろになります。
家づくりの仕事に携わって早二十数年に、
現場監督~スタートしたキャリアも、
営業、設計、アフターメンテナンス、工務店経営と、
日々学びながらより良い家づくりを実現するために奮闘中!!
ご興味のある方は過去ブログも
遡って読んでいただければ大変嬉しいです!!!
昔から、土用の期間には
「土を動かすこと=着工・地鎮祭」を避けるという考え方があります。
これは、土を司る神様「土公神(どこうしん)」が地中にいて、
土を掘ったりいじると祟りがある…という風習に由来しています。
特に地鎮祭や基礎工事など、“地面に関わること”は控えるのが良いとされており、
年配の方や地域によっては今も強く意識されることがあります。
個人的な見解では、
暑い夏に外仕事を避ける先人の知恵的な要素もある
言い伝えのようなものもあるのかと思いますが。。
実務的には、
スケジュールの都合やお施主様のご希望に合わせて
柔軟に対応するのが現代の工務店のあり方。
最近では「間日(まび)」といって、
土用の期間でも作業OKとされる日もあり、
そういった日を選んで着工される方も多くなっています。
【参考:2025年 夏の土用の間日】
→ 7月20日・21日・24日・28日・8月1日・2日・6日 など
ちなみに「土用の丑の日」とは、
土用の期間中の「十二支で丑の日」にあたる日のこと。
夏バテ防止の意味でうなぎを食べる日ですね。
今年の土用の丑の日は 7月24日(木)と8月5日(火) の2回あります。
建築での着工NGとは関係なく、
むしろスタミナ補給して元気に現場に立ちたい日です!!!
私たちは、単に工事を進めるだけでなく、
お客様の想い・気持ち・ご家族の縁起などにも寄り添いたいと思っています。
「縁起が気になる」「土用を避けてほしい」といったご希望があれば、
ぜひ遠慮なくご相談くださいね。
工事のタイミング一つとっても、
家づくりは奥深いもの。
これからも、そんな日本の家づくり文化も大切にしながら、
ひとつ一つ丁寧に向き合っていきたいと思っています。