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2012.11.14オガスタの現場実況報告

新記録でした。

本日は須磨Y様邸にて
気密測定を実施しました。

気密測定とは、
住宅の隙間の量を計測する検査のことです。

気密測定の方法は、強力なファンを使って、
建物内の空気を外に出します。

気密測定状況2

すると、隙間の多い住宅では
隙間から、多くの外気が建物内に流入して、
屋内と屋外の気圧の差が、あまり生じません。

しかし、隙間の少ない住宅では
流入してくる外気が少ないので、
屋内と屋外の気圧差が大きくなります。

そして床面積1㎡当たりの隙間(㎝2)を表したものが
相当隙間面積(C値)として住宅の気密化の指標となっています。

算出方法として、
総相当隙間面積を実延床面積で割って算出されますので、
延床面積が大きいほど、気密測定には有利な結果が出ます。

「平成11年省エネ基準」では、
全国の相当隙間面積(C値)の基準が規定され、
1・2地域(北海道・東北他)では、2cm2/m2、
その他の地域では5cm2/m2と規定されました。

その後C値に対しての規定はありませんが、
計画換気などを考慮した場合、
1cm2/m2前後の数値を目標に施工しています。

気密化するメリットとして、
・壁内結露を防止する。
・断熱材の性能を活かすことができる。
・計画通りの換気が可能になる。

などなど、住生活を快適で健康なものにすることができます。

気密測定状況

通常、石膏ボードを施工してから、
行なわれる場合が多いようですが、
気密測定行いながら隙間を処理するために、
気密シートの状態で測定を行います。

この後、石膏ボードが施工されると、
C値1.0程度の住宅で約0.2~0.3程度気密が向上します。

今回、測定を行った物件は、
延床23坪とかなり厳しい条件でしたが、
C値=0.4という非常に良い結果となりました。

断熱材が充填工法だったことを、
差し引いてもかなり良い結果です。

気密工事を行っている大工さんを始め各職人さんの
気密化への理解度が高まり、
細やかな配慮が浸透してきた結果だと思います。

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