昔、一世を風靡した織田裕二主演の「踊る大捜査線」での名言
この名言のごとくその昔に工事された現場では、
考えられないような摩訶不思議な工事がされており、
迷宮入りしてしまいそうな謎に出くわすこともチラホラ。。
今回は、私が過去に経験した摩訶不思議な現場体験をご紹介出来ればと思います。
今回のご相談案件は、築30年の木造住宅での話で
「2年に一度ほど、トイレやキッチンなどの汚水配管が詰り困っている」
とのこと、
戸建て住宅の場合は、マンションなどと違い
そう頻繁に洗管といって配管掃除を行うことはありません。
よって地域によって道路内の配管が浅く十分に勾配を確保しにくい物件は、
長年使っている内に
流れが悪くたまに詰まってしまうこともあります。
今回も現調に伺うと案の定最終升の深さが浅く、
詰りの要因ということが予測されました。
洗管を実施し今後様子見とすることとしたのですが、、、
また数か月後に流れがかなり悪くなってきたということ。。。
詰り箇所を検討した結果、
駐車場土間下~最終升までの間の区間で詰りが発生しており、
その部分の配管に何らかの異常が発生している可能性が高いとのこと。
土間コンクリートを捲り、
どうしてこうなったのか。。。
配管の中に他の配管が入っており、
丁度、エルボーの曲がりの部分に引っ掛かって、
汚水の流れを妨げているではないですか!!!
なんでこんなことになったのか?真実は25年以上前の新築時の話なので
今となっては真実を知るすべはありませんが、
衝撃の結果に、一緒に調査してもらった水道屋さんも
お施主さんも首を捻るばかり、、、、
今回おそらく洗管の水圧で
何処かで悪さしてた配管内の配管が流され、
曲がり箇所で詰りさらなる悪さをするという結果でした。
思わぬことで大きな事故になる現場作業、
より丁寧にしっかりとした仕事が求めらることを
再確認させられました。。。