いよいよ10月に入りました徐々に涼しく過ごしやすくなってきましたね。
今週には一気に肌寒くなる予測で体調管理が大切になってきそうです。
さて、先日進行中の垂水区K様邸の外部検査に行ってきました。
舞子の少し入り組んだ住宅地での建築で工事担当者や職人さんはとても大変だったかと思いますがイイ感じに仕上がってきており完成が楽しみな物件です。
さて、今日は外壁の話を少し、
もし、あなたが新築住宅を建てるとしてその外壁は何を基準に決めるのがいいと思いますか?
木造住宅の最前線現場管理を中心にウン十年。
白紙で始まる本当の注文住宅の、土地探し~計画~工事~メンテナンスまで幅広く家づくりのすべてに携わってきた経験をもとにためになってほしい家づくり情報ブログ。
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あなたが外壁材を選ぶ際、なんとなく近所でみた雰囲気の家を参考に外壁材を選んではいないでしょうか?
家の外観の大部分を締める外壁ですので「見た目」も大変大切な選定要素ではありますが、見た目のみを優先して選定することは後の家の耐久性などに影響することがあるので注意が必要です。
何事にも言えることかもしれませんが、外壁材にも完璧なものはありません。
ですので重視するべきポイントを抑え、自分たちの家の外壁に何を重視するか?を考え外壁選びをしてくことが大切になってきます。
すごく雰囲気いいけど、耐久性がいまいちだったり。。
耐久性はバツグンにいいけど、素材感が悪くパッとしなかったりと。。
今回は外壁選びの際、是非評価してほしい、おすすめしている外壁選定のポイントをご紹介できればと思います。
①家の意匠から選ぶ外壁。
②耐久性で決まるメンテナンスピッチやその他性能で比較し選ぶ外壁
③実際に見て触れないとわからない素材感や経年変化で選ぶ外壁
先ほども申し上げたように、家の外観の大部分を締める外壁材は、その家のイメージを大きく変えるものです。
自分が選びたい色や素材が、家自体の外観を損なうようなものとなってないでしょうか?
あなたがイイ感じと感じた外壁材が、実は参考にした家にあっているだけで、あなたの計画する家にはあわないといったこともあるのです。
これをイメージすることはかなり難しく、豊かな想像力が必要です。
経験豊かな建築のプロの力を借りつつ、最近発達著しいCGや建築模型などで想像力フル回転で考えてみてはどうでしょうか?
外壁に一番必要な性能としてあげることが出来るのが耐久性です。
家に暮らし出してから発生する最もポピュラーな改修工事が外壁の塗替えなどの改修です。
大きな費用もかかりますし、元々選定している外壁材によってそのメンテナンス方法や費用、時期が大きく変わります。
意匠同等にこちら耐久性の性能というのも外壁選びではとても大切な要素になってきます。
また、最近では耐久性以外にも外壁材によって付加される性能もあります。
我々の建築する家でも最近採用の増えてきた家の断熱効果を増すことの出来る付加断熱工法の外壁材などその際たる例です。
いろいろな性能という視点からも外壁材の選定してみてはどうでしょうか?
最後のポイントとしては、写真などでは伝わりにくい実際の素材感で外壁を選ぶということです。
近年の住宅建築ではその施工性の良さやお手軽さもあって窯業系サイディングで建築される家が爆発的に増えました。
実際タイル張りの外壁に見えても近くで見てみると偽物で、触れてみると磁器特有の重厚感が微塵も感じられなかったりします。
本物にはまた違った良さや、経年変化で感じられる味わいがあります。
本物の無垢材でつくられた外壁や左官仕上げの外壁などは、完成時から経年変化でより深みを増したり、日当たりで面によって色合いが違ったりと味わい深いものがあります。
20年、30年永く暮らす家だからこと、経年を愉しみつつ暮らすとう選択もいいのではないでしょうか?
外壁は単に好きなもので選んでしまうには、イニシャル、ランニングで考えても莫大な費用がかかる要素のある部位です。
いろいろなメリットデメリットを踏まえつつ選んでいくことが大切です。
また、実際に建築してもらうプロの意見も踏まえつつ、あなた達の家にあった外壁材を選定してみてはどうでしょうか?