今夏、厳しい電力供給が予想されるなか、関西電力は2010年比で15%以上の節電が必要だとしています。7月から始まる節電期間に向けて、サマータイムの実施や、計画邸停電も実施される可能性もあり、高効率機器・創エネルギー機器への注目度は高くなってきています。
「高効率機器」とは、エネルギーの消費効率に優れた機器のことです。設備費は高いですが、二酸化炭素排出削減量やランニングコストの面で優れています。高効率給湯器、高効率エアコン、LED照明などがそれにあたります。手軽で、対費用効果がはっきりと光熱費として現れてくるので実施しやすい改修と言えます。
「創エネルギー機器」とは、太陽光発電や太陽熱温水器などのエネルギーをうみ出す設備器具のことです。上手に使うことにより、光熱費をゼロにすることができます。また、自ら使うエネルギーを自ら創るという意味でも注目度が高い機器です。省エネの観点から、国や自治体が、普及促進のために補助金制度を設けています。
断熱改修は他のリフォーム工事と同時に行うことが基本です。高効率機器・創エネルギー機器と組み合わせることで、工事費用をランニングコストの低減で回収することも可能になってきます。
ただ機器の設置を提案するだけでなく、工務店ならではの高効率機器・創エネルギー提案を行っていきたいです。設備と断熱性のバランスよく取り込み、地域の風土、気候に配慮した設計も盛り込むことでより、省エネ効果と、住まいの快適性は、さらに高まります。