BLOGブログ

2020.03.18建築材料|インテリア・その他

フローリングだけじゃない!あなにとって最良な家の床選びとは。

 

家の大部分をしめる床仕上げ、
現在、フローリングの床仕上げが大流行。
しかし、家の床仕上げはフローリングのみではなく、
フローリングでも無垢、突板、複合など
塩ビタイル、タイル、カーペット、畳などその他にも多くの選択肢があります。
床仕上げは家の内装の大きな部分をしめ家のテーストが大きく変わる大切な仕上げ材であると同時に選定をミスると外壁と並ぶメンテナンス費用がかかる箇所になりますので後悔のない床選びを行いましょう。

 

日射取得

 

床仕上げではフローリング一強の昨今、
フローリング以外にもたくさんある家づくりの床の種類と特長、床選びで大切なポイントなどをまとめて解説いたします。

 

住宅建築に携わって早20年。
白紙で始まる本当の注文住宅の工事管理を中心に、土地探し~計画~工事~メンテナンスまで幅広く家づくりのすべてに携わってきた経験でためになる家づくり情報や備忘録とてご紹介できればと思います。

 

1、フローリングだけではない!家の床仕上げの種類と特長。

 

家づくりやリフォームをする際に床仕上げ何にするか?悩みますよね。
「メンテナンス費用をかけたくないから高耐久なものがいい!」
「足触りのいいものがいい!」
「渋いチークのフローリングがカッコいい!」
毎日、身近に触れる床材だからこそどんなものがいいか?迷いますよね。
あなたにとって後悔のない選択となるように各床材にどのような種類があって特徴がどんなものなのか?ご紹介したいと思います。

 

1-1:木質フローリング系床材

 

ここ最近では内装の床仕上げと言えばフローリングの一強です。
その分種類も多く、
「無垢フローリング」
「突板フローリング」
「複合フローリング」などに大別することが出来ます。
さらには、樹種、色合いなどによって細かな種類に別けることが出来ます。

 

「無垢フローリング」は樹種、色合い、硬さなどによってたくさんの種類の中から選ぶことが出来ます。
質感の良い仕上げが特徴的で無垢フローリングで建築された方は、揃ってその心地よさの虜になっている印象です。
種類も千差万別で多くの種類の中から選ぶことが出来ますのであなた好みのフローリングに出会えるかもしれません。
経年で色合いが良い方向に変化しますので住まいながらより深みのある床板への変化を楽しむことが出来るのもメリットです。

 

その反面、無垢の木特有の動きや自然オイル塗装のメンテンナンスを定期的に行う必要があります。
一生使っていただける床材としておすすめですが、かわいい子ほど手がかかるいった言葉がぴったりの床材と言えるのではないでしょうか?

 

「突板フローリング」、「複合フローリング」は、「無垢フローリング」とは正反対な床素材にです。
突板であったりプリント合板をフローリングの表面に張り付けたものになりますので、無垢特有の反りや割れ、目隙などが最小限に済む床材です。
薄く何層かに張り合わせたものですので耐久性では、表面が紫外線や水に負けて剥がれてきたりする可能性があります。
張替えリフォームが必要になる可能性がありますが、無垢に比較すると安価に施工可能な床材です。

詳しくは↓↓↓
[related_post post_id=”9638″]

 

1-2:塩ビ、樹脂系床材

 

塩ビのシートであったり、
樹脂タイルで仕上げられた床材です。
水に強く、高耐久な商品も多く、水廻りや店舗の床などで使われることが多いです。

 

反面、デザイン性の高い商品は少ない印象で、
テカりがありプリントされているのが丸わかりなのが難点です。
各メーカーとも分厚~いカタログをラインナップしていますが、おすすめできる商品は少ないですね。
住宅では主要居室ではなく、水への耐久性が必要な洗面やトイレの床材として使われることが多いですね。

 

1-3:カーペット系床材

 

フローリングが全盛する前は、応接間や客間などの床仕上げとしてよく使われていた床材です。
カーペットなので足触りがよく、クッション性もありますので少々物を落としても割れずに助かる可能性のある床材です。

 

現状使われることが少なくなってきた理由としては、
床材として全体に貼ってしまうと洗うことが困難で、ハウスダストの原因としてあげられるようになったことでしょうか?
しかし、フローリングを張ったとしてもその上にカーペット敷いている方も多いかと思います。
ひと部屋まるまるカーペットして張ってしまうより、汚れた際に交換可能なカーペットを敷くほうが良いという判断なのでしょうね。

 

1-4:畳

 

日本建築伝統の床仕上げです。
クッション性や断熱性もあり、い草の香りも心地よい万能建材ですが、
フローリングにおされてそのシェアを減らしています。

詳しくは↓↓↓
[related_post post_id=”10680″]

1-5:磁器タイル、土間コンクリート系床材

 

主に土足でつかう玄関や外部倉庫などで使われる床仕上げです。
土足でも大丈夫なぐらいの耐久性、耐水性、耐火性をもっていますのでキッチンの床に使う方も多いです。
とても硬い素材なので携帯など落としてしまうと割れてしまいますし、
タイルや土間で床を仕上げる場合は、素足では冷たい床材ですのでスリッパは必須のアイテムとして常備しときたいですね。

 

2、家の床選びの大切な3つのポイント

 

 

 

2-1:あなたの暮らしのスタイル、使い勝手から床選びする!

 

あなたの家での暮らしは床に直接座る床座の暮らしですか?
もしくは、椅子、テーブルやソファーを使う椅子座の暮らしですか?
選ぶ床材によってその触り心地であったり、柔らかさが違います。
あなたの暮らしのスタイルにあった床材を選ぶことで家での暮らしがさらに豊かなものへとすることが出来ます。

 

床座の暮らしもの場合は、そのままでもクッション性のある、畳やカーペットなどの床材をおすすめです。
同じフローリングであっても無垢フローリングの杉や桐といった樹種は足触りがあよくクッション性の高い建材になりますので床座の暮らしには適しています。

 

対して椅子座の場合は傷がつきにくい木質フローリングや樹脂タイルなどの硬い床材がおすすめになります。
あなたが家での暮らしのスタイルで床材を選定してみてはどうでしょうか?

 

2-2:かっこいい床がいい!デザイン性で床を選ぶ!

 

家の内観は、床、壁、天井、内部建具、置き家具など構成されています。
視界をしめる面積として床は壁と並んで大きなウェイトをしめています。
その床材をあなたの気に入ったもので仕上げることが出来れば、家の内観をあなたお気に入りの住空間にすることが出来るのではないでしょうか?

 

フローリングだけをとっても数多の種類が存在します。
その他、壁、天井、家具などの組み合わせを考えると天文学的な組み合わせになります。
床のみではなく、空間全体でのコーディネートが大切ですのでプロの意見も参考にしながら選ぶと良いでしょう。

 

2-3:あとからお金をかけない!耐久性やメンテナンス性からの床選び

 

住宅は完成したから終わりではなく、
永く快適に暮らしていくためには、
その後のメンテナンスを当初から考えておくことが大事です。

 

これも床選びの大切なポイントで、
当初安さに惹かれて床材を選んだとしても、
都度都度張替が必要なものを選んでしまうと、
その後の30年、40年で考えると、床材にかかった総予算は簡単に逆転してしまします。

 

後々のことも考えての床選びが大切ですね!

 

まとめ

 

我が家の話ですが、
床の仕上げは無垢ナラフローリングを選びました。
理由しては、
1、そもそも無垢の素材感、雰囲気がとても好きだったこと。
2、適切に自然オイル塗装をすれば、張替不要なこと。
3、椅子、ソファーの暮らしで、ある程度硬い床としたかったこと。
現在、多少の目隙が出てきていて掃除は少し手間で奥さんが嘆いていますが、
全体的には、無垢は素足でも気持ちよく、
ツルっとした床によくある静電体質で埃だまりが出来たりもないですし、
夏の足汗で滑る気持ち悪さがないのは、選んでよかったなって思うところです。

 

あなたにとって床に求めることの優先順位を決め、
あなたにとって最良になる床材について考えてみてはどうでしょうか?

詳しくは↓↓↓
[related_post post_id=”10999″]

一覧へ戻る

CONTACT資料請求・お問い合わせ

Facebook Instagram Twitter LINE Pinterest RoomClip