家での暮らしの中で日々の問題となる収納問題。
「ここにぴったりと入る棚があったらな~」
「このBOXの幅ぴったりの棚がほしい。」
「大~きな書庫がほしいけど転倒すると怖いな。」
ちょっとした棚板一枚あれば劇的に解決する問題もあれば、
複雑なミリ単位の調整がいる問題など多岐にわたって日々の暮らしの中で直面しています。
あなたの使い勝手でオーダーメード出来る大工さんがつくる造作家具は、あなたの生活を劇的に良くしてくれる助けになるのかもしれません。
家の収納をいろどる家具。
その種類は多種多様で、
家具屋さんで既製品として販売されているもの、
フルオーダーメードで家具屋さんが製作するもの、
セミオーダー品で部材の入替で簡単な調整に対応した家具、
ホームセンターなどで販売されているユニット家具、
そして、大工さんがつくるフルオーダーの造作家具などがあります。
家のことを知り尽くした大工さんがつくる家具だからこそ、家具が倒れないように家自体にくっつけて造ったり、現場調整で隙間ぴったりで棚をつけたりすることが可能になります。
住宅建築に携わって早20年。
注文住宅建築を中心に200棟の家づくりで200通り分の造作家具をつくってきた経験で、
あなたの家の収納を根底から改善するポテンシャルを秘めた大工さんがつくる造作家具のつくり方を解説いたします。
あなたは家の家具を買う際に、どういったところで家具探しをしますか?
一口に家具といっても用途や設置場所によって購入場所はかわって来ます。
家のインテリアにあったものを置きたいリビングと
とりあえず棚がほしい押入れの中ではその選び先も変わってきます。
どんな購入先があるのかまとめてみました。
ニトリ、大塚家具、IKEAなどなど、
大手家具専門店で家具を購入するパターンです。
高級家具からリーズナブルものまで幅広く取り扱っています。
家具を検討する際には誰もが一度は行く場所で、
ほぼ半数以上の方は大手家具屋さんで購入を決められている方がいるように感じます。
ただ、それだけの商品を取り揃えて、
大型店舗を運営して販売している以上、
その経費をひとつひとつの商品に上乗せされているのでしょう。
大量購入で安く売られているものもあるのでしょうが、
個人的にはあまり購入意欲をそそられることはありません。
最近ではDIYブームの影響もあり人気のホームセンター。
いろいろなマニアックな工具が置かれていたり、
カット販売などもしてくれますので、自分色の棚をDIY出来たりもします。
既製家具も多少置かれていますが、基本的には収納内の収納(衣装ケース)などがメイン。
小物で収納スペースを劇的に改善してれるような便利グッズもあり、
見て回るだけでもわくわくする私にとってもワンダーランドです。
基本的には、リーズナブルな収納内の収納がメイン。
DIYなどの支援も充実ですが、基本家具としてはインテリア性の高さを望めないです。
お店や店主の好みでインテリア家具なども取り扱っているところも。
基本個人店が多いため、価格的には割高な気がしますが、
好みの雑貨屋さんだとテーストのあったインテリア性が高い商品がある手に入ることもあるので侮れない購入先です。
街にある家具屋さん、
工房も持っていてオリジナルデザインで家具製作をしているところも、
工房のあるところはオーダー家具などの製作もしてくれますのであなた好みの一品ものの造作家具をつくれるかもしれません。
全国の家具工房に提携しているところもあり、
お気に入りの椅子を大手家具屋さんより比較的リーズナブルなお値段が買えることも、
全体的には個人店が多くフルオーダー品となりますので割高ですが、本当の意味でのお気に入り家具に出会えるかもしれません。
最近ではネットショップなどでも家具が販売されています。
お手軽で値段も価格競争でかなり安くででているものもありますが個人的にはお勧めしません。
安くない家具。
実際に実物を見ないで購入ということは既製品でない限りしないほうがいいですね。
座り心地、
クッションの硬さ、
木目の具合など、
無垢の木との家具などは特に同じ商品でも違いがありますので自分の目で選び、一生使える家具として愛着をもって使うことをおすすめします。
木造住宅のことを知り尽くした大工さんだからこそ、
家具の転倒防止対策であったり、
天井高いっぱいの家具、
新築の素材にあう家具を、つくってくれます。
大工さんがつくる造作家具についてはその2で掘り下げて解説します。
木造住宅の主役は大工さんです。
家のことを知り尽くした大工さんに家の形状や要望にあった棚や家具をつくってもらうのはどうでしょうか?
新築のタイミング行うことによって木工事の一連の流れの中で家具をつくってもらうことによって天井いっぱい、壁いっぱいの無駄のない造作家具をつくってもらうことが可能になります。
同時に転倒防止対策なども行うことが出来たりしますので、災害時も安心!
非常にメリットの多い大工さんによる造作家具あなたの家のあったオンリーワンの家具として造ってみてはどうでしょうか。
大工さんがつくる家具が基本現場あわせの現場作業で製作されます。
収納ベンチ程度なら造ってもらうことができますが、椅子やテーブルなどはかなりの精度が必要になりますので現場作業で造作することが難しくなります。
また、家具の扉や引出しについても微調整が必要になりますので、
基本的に箱物については大工さんが現場製作
建具、引出しなどは家具屋、建具屋さんが工場でつくってきたものを
大工さんの組み上げた家具に取り付けることでひとつの家具をつくり上げていく分業制でつくられていきます。
普通は、家具屋さんオーダー家具よりは価格を抑えつつ、
雰囲気のあったものをつくることが出来るのですが、
引出しの数が多すぎたり、複雑な構造のものとなりますと
家具屋さんがオーダー家具同等に高額になってしまうこともあります。
既製品家具を据え付けた際に、
壁に微妙な隙間が空いてしまったり、天井との間が埃溜りになってしまっていることろはないでしょうか?
既製品家具のサイズはいろいろとラインナップがありますが、
大体30cm間隔ぐらいでつくられているものが多いです。
後から置き家具として設置するので、どうしてもある程度の隙間が必要な事情もあります。
大工さんがつくる造作家具だと壁の中に埋め込んで棚をつけることも可能。
場合によっては家具の側板もなしで設置出来るので空間を有効利用してギリギリまで使うことが出来ます。
家の建築と家具を完全に分離してしまうと、
「感じのいい家なのに、ちょっと家具の色あってないな~」
って感じたことないでしょうか?
ひとつひとつは気に入ったいい物を選んだとしても、
実際にあわせてみると、微妙な違いがより際立って見えてしまうことがあります。
大工さんがつくる家具の場合は、
極端な話、使っている床板で家具をつくることも可能。
家全体のインテリアをコーディネートするという意味では、同じ材料でつくれるので安心感がありますね。
既製品では実現できない無駄のない収納を実現できる
大工さんがつくる造作家具やオーダー家具は非常に高価で手が出しにくいイメージかもしれません。
現実、オーダー家具になるとバックセット家具ひとつで50万円以上で高級品となると青天井ということもあります。
コストをある程度抑えつつ、家のインテリアにあわせた家具として大工さんにつくってもらう家具は効果的です。
もし、新築時に考えることができるなら、
その棚に置くものやケースを決めてしまうことでそのサイズにぴったりのオーダー家具とすることが出来ます。
使い勝手のいい家具で家での暮らしを豊かなものへとしていきましょう!
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