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2020.02.24建築材料|インテリア・その他

新築時に知っておきたい!かっこいい家の外観にするための必須条件とは

家の外観は、人に例えると顔の表情と言えます。
長く暮らしを共にする家だからこそ、その表情は自分好みのものであるべきだと思います。
新築を考える際には、自分たち好みの表情になるようにしっかりと必要な内容を比較検討しましょう。

 

家の外観を決める要素は、家の外壁の種類、色といった「外部に使用されている材料の仕様」のみで決まるものではまりません。
自分好みの表情に仕上げていくためには、「家のつくり」、「外構、庭」なども家の外観を決めるための大切な要素となります。

 

私は木造住宅建築のプロとして20年来いろいろな外観の家を手掛けてきました。
家の外観を人の表情に例えましたが、人の表情同様に組み合わせ次第て無限に選択できる家の外観選びのポイントなどを、これまで施工事例などをまじえながらわかりやすく解説したいと思います。

 


新築時だからこそ考えたい家の外観を決める3つの要因


 

1:家の外観に見られる「家のつくり」の違い。

 

 

1-1:「家の間取り」による家の外観の違い。

 

家は住まい手の要望、土地形状によって間取りが大きく変わります。

 

平屋住宅

 

3階建て

 

家の外観は間取りによって大きな影響を受けます。
同じ2階建てでも総2階なのか?下屋根が大きいか?
間取りによって変わる家の外観は、新築時だからこそ選択できる内容です。
自分の家の表情も検討した上で、間取りを検討してみてはどうでしょうか?

 

1-2:「屋根の形状」による家の外観の違い。

 

間取りは同じでも屋根形状によって家の外観の印象は大きく変わります。

 

バタフライ型ルーフの家

 

家の屋根には、切妻、寄棟、入母屋などの一般的な屋根形状から写真のようなバタフライフール形状の一風変わった屋根形状があります。
間取りが同じでも屋根形状が変われば受ける印象は大きく変わります。
人に例えるならばその髪型の違いで受ける印象に似ているところでしょうか?

 

2:家の外観に見られる「外部仕上げ材料」の影響。

 

 

2-1:家の外観に見られる外壁材の違いによる影響。

 

一般的な住宅に使われているサイディング材。
比較的お手軽に工事出来ることもありハウスメーカーを中心にそのシェアを伸ばしています。
残念ながら今では最も一般的な外壁材がサイディングとなってしまいました。
その種類も豊富で微妙に仕上げの違うものから、耐久性のグレードによって数えきれないほどのサイディング材が商品化されています。
個人的には、窯業系サイディングのイミテーション感がまったく好きになれず、耐久性の高い金属系のものをおすすめしている感じですね。

 

平屋のコートハウス

 

その他には写真のような木製の外壁。
風合いがあってとても好きな外壁材です。
種類も樹種、塗装、加工などで種類があり選択できます。
塗装する塗料、樹種によってメンテナンス時期が変わってきます。
採用の際は、自然素材で個体差があり他の外壁材よりはマメに点検をしたほうがいいでしょう。

 

外壁

 

↑写真はモルタル系+塗装の外壁です。
サイディングにはない重厚感のある仕上がりになります。
質感が最大の魅力、耐火性なども高くサイディングが全盛するまでは主力の外壁仕上げでした。

 

あなた好みの表情のものを選ぶことはもちろん、
その占める面積の大きな外壁ですので、
コストやメンテンナンス性も考慮しながら選定したい部分です。

 

2-2:家の外観に見られる屋根材の違いによる影響。

 

屋根も仕上げを瓦、板金、コロニアルなど選定する素材によって外観の見え方が変わります。
例えば瓦素材を選定するとその中でも、瓦だと、和瓦、洋瓦などなど多くの種類に分類されます。
板金屋根も同様に、竪ハゼ葺き、横葺き、一文字葺きなど、さらには製造メーカーによって多少の違いありと多くの種類の中から選ぶことが出来ます。

 

屋根も外壁同様、家の外部素材の大きな部分を占めるものです。
雨風に耐えうる素材、仕様とした上で、あなた好みの仕上げ素材を選択しましょう。

 

 

2-3:家の外観に見られる色の組み合わせによる影響。

 

家の外部を構成する部分
「屋根」「外壁」「窓」「軒天」「樋」「水切り」「外部フード」などなど
先ほど紹介した「屋根」「外壁」以外にも家の外観の一部となる部分があります。
この部分の色目をコーディネートすることでかっこいい外観の家になっていきます。

 

結論からいうと家の外部を構成する色目は3色程度構成することが一番かっこいい外観になります。
一生に一度の家づくり、注文住宅、自由設計で進めるといろいろな細かな部材についてまで確認説明を受けながらプランを進めます。
折角なんでちょっと色を入れたい誘惑に駆られることもあるでしょうが、グッと我慢して出来るだけ色目の数を抑えることで飽きの来ないかっこいい外観に確実に近づけることができます。

 

3:家の外観に見られる「外構、庭」の影響。

 

 

3-1:家の外観に見られる木塀、ウッドデッキなどの影響。

 

ウッドデッキ

 

ウッドデッキ、木塀なども家のかっこいい外観を構成する大切な要素になります。
ウッドデッキは特に家の中~庭を繋ぐ素材で、庇屋根などと一緒につくられた空間は個人的に大好きなテーストです。
また、家自体を低重心に見せられる効果もありますので見せ方次第ではかなり使い勝手のいい素材です。

 

3-2:家の外観に見られる植栽の影響。

 

植栽

 

庭(植栽)の家の外観の要素になります。
実際の建築をさらに1.5倍、2倍と良く見せてくれる緑の設計は家の外観を考える上でとても大切です。
家づくりでは、家自体を重視するあまり後回しとなってしまうところです。
しかし、頑張って費用をかけてもらえると、暮らしてからの満足度は非常に高い部分になります。
折角の一戸建てです!
庭のある暮らしをおすすめします。

 

まとめ

 

家自体の外部仕上げ素材については、「好み」だけで決めて良い物ではなく、
「好み」「コスト」「メンテナンス性」をしっかりとプロの助言を参考に考えておきたいところです。
長く暮らしを共にする家はあなたの家族の一員です。
あなたの家族の一員である家も、
いつも笑顔でいられるよう、
後悔のない外観選びをしましょう!

 

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