多世帯住宅だからこそ重視したいプライバシー。 「プライバシーを確保した3階建て2世帯住宅」というタイトル通り、 元々親御さんが住まれていた家を2世帯で住むことができるように建替えをさせていただいた物件です。 「親しき中にも礼儀あり」という諺もあるようにプライバシーは家族間でも気になってくるもの。 どこまで共有するかによって、建築コストや間取りが大きく変わります。 良く知っている家族のことであっても勝手に思いが伝わることはなく、声に出して話さないとなかなか伝わることはありません。 事前にどれだけ家族間で話しあえるかが2世帯住宅成功への秘訣と言えます。 各階層ごとに居室を分散しつつ、２階のリビングに家族が集まることができるように配置。 共有すべき部分についても程よく住み分けしつつも、家族の距離を身近に感じられるようにしています。 外部は黒を基調とした高級感ある外壁にポイントで自然素材の無垢の木の仕上げでよいバランスに、内部にはオークのフローリング、壁には漆喰塗りなどを使い落ち着きのある空間に仕上がりました。 いつも通りの高気密高断熱仕様で、冷暖房は各層ごとに3台という小台数で約40坪の空間を賄うように設計されています。