住宅基本性能 1.構造計算により担保された耐震性、耐久性
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01構造計算により担保された耐震性、耐久性。
家のコンクリート基礎、木の骨組みは、真に家の基礎でありその強度により家の耐震性、耐久性を大きく左右するものです。
しかし、今現在、通常木造2階建ての建物において構造計算は「壁量計算」と呼ばれる簡易な計算で計算する設計事務所、工務店が9割以上を占めます。
オガスタでは全棟、構造計算を実施し、その結果により最高等級である耐震等級3を満たすように設計します。
長寿命住宅の代名詞である「長期優良住宅」が耐震等級2以上ということですので耐震等級3はそれよりも強い耐震性能をもっているということになります。
現在、大手ハウスメーカーで耐震等級3に標準対応いている一部メーカーもありますが、その多くは認定工法ということで一件一件での構造計算を行う必要がありません。その他メーカーについては耐震等級についての記述がなくおそらく耐震等級2であると思われます。一般の工務店については、木造2階建ての場合、99%壁量計算で算定していますので耐震等級1~2程度が大半です。
末永く安心して暮らしていただける家とするために、オガスタでは耐震等級3を確保するように設計いたします。
地盤調査・保証について
地盤の強弱は、住宅の造りに大きく作用します。地盤が強ければ問題ありませんが、地盤が弱い土地にそのまま家を建てると、やがて不同沈下によって家が傾いてきます。不同沈下というのは、均等な沈下ではなく、沈み具合が場所によって差があるということです。したがって、軟弱な地盤の上に建っている基礎や構造部材等が、歪みながら沈下して、基礎が割れたり、土台や梁などに亀裂が入ります。地盤の状態は建築物にとって非常に重要な要因です。オーガニックスタジオ兵庫では全ての物件に地盤調査(スウェーデン式サウンディング試験)を行います。調査結果により必要に応じて地盤改良工事を行います。必要に応じて地盤保証をつけることも可能です。
木構造について
木造住宅は、柱や梁などの重要な構造部分が骨組みとなって構成されています。そして、これら主要構造箇所に使用される木材を「構造材」と呼んでいます。これらの部材が腐ったり割れたりすると、家は外力に弱くなり、地震や台風などで倒壊する危険性が生じます。そのため、主要構造箇所の部材は、より適切な選択が要求されます。
オーガニックスタジオ兵庫では、基礎でも説明した構造計算によって主要構造箇所の部材を選定しています。また、兵庫県の山林保護と地産地消の観点から、兵庫県の県産杉の活用を推奨しています。
土台 国産ヒノキ材
柱 兵庫県産杉材(乾燥材)
梁、桁 兵庫県産杉材(乾燥剤)※一部構造計算結果により集成材使用の場合あり
床組み構造については24ミリ以上の構造用合板を直貼りした剛床工法を採用しています。根太工法(床下地合板 厚み12㎜を受けるために、幅45mm高さ45mmの部材(根太)をピッチ303mm毎に設ける床組み)に比べ施工性が良く、使用される針葉樹合板の多くは海外より輸入されています。国内の大量に余っている木を使わず、諸外国の森林をハゲ山にしていっている上に、輸送には燃料消費で大量のCO2が発生しています。
オーガニックスタジオ兵庫では、地球温暖化防止と森林保護の観点より、国産杉合板を床下地合板として使用しています。