先日は、伊丹市K様邸で
引渡し前の設計検査・施主検査を実施しました。
今回の建物は、
創業当初より長年ご一緒している
松尾設計室さん設計、オーガニックスタジオ兵庫施工の案件です。
図面上では一見シンプルに見える部分も、
実際に現場で形にしていくと非常に繊細で複雑な納まりが多く、
監督は毎日が学びと悩みの連続だったのではないでしょうか。
設計意図を正確に汲み取りながら、
構造・断熱・仕上げのすべてを整合させていく作業は、まさに職人技の集大成。
現場監督をはじめとするチーム全員が、
「どうすれば設計の想いを実現に近づけていけるのか」を考え抜き、
細部に至るまで丁寧に仕上げてきました。
家づくりの仕事に携わって早二十数年に、
現場監督~スタートしたキャリアも、
営業、設計、アフターメンテナンス、工務店経営と、
日々学びながらより良い家づくりを実現するために奮闘中!!
ご興味のある方は過去ブログも
遡って読んでいただければ大変嬉しいです!!!

図面の線が、現場で形となり、
光と影が空間の表情をつくり出す。
毎度のことですが、
検査を終え、改めて完成間近の建物を見渡すと、
これまでの苦労や悩みが一気に報われるような感動があります。
それと同時に、ものづくりの奥深さと難しさ、
そしてやりがいを改めて感じることが出来ます。
検査の後には、
恒例となっているお施主様による自然オイル塗装のレクチャーと
DIY塗装を実施していただきました。

住まいづくりの最終工程にご自身の手で関わっていただくことで、
家への愛着が一層深まります。
大変な作業だったでしょうが、
皆さま笑顔で楽しく取り組まれていて、こちらまで嬉しくなりました。
本当にお疲れさまでした!
この塗装体験は、
単なる仕上げではなく、「これから自分たちで手を入れながら育てていく家」の第一歩でもあります。
数年後のメンテナンスの際には、
今日の経験を活かしてご自身の手で再塗装していただく予定です。
そうして手をかけ、
暮らしながら少しずつ味わいを増していく
そんな住まいとともに歩む時間を大切にしていただければと思います。
お引渡しまであと少し。
最後の仕上げまで気を抜かず、
笑顔でのお引渡しを迎えられるよう全力で取り組んでまいります。