先日、神戸のウミエにふらっと立ち寄ったところ、
ちょうどクリスマスマーケットが開催されていました。
キラキラしたイルミネーション、ホットワインの香り、
雑貨の屋台。
なんだかヨーロッパの広場に迷い込んだような雰囲気で、
歩いているだけで気持ちが上がります。
ただ、その一方でふと思うのが——
「昔からこんなのあったっけ?」という素朴な疑問。
最近は街のあちこちでイベントが増えていて、
クリスマスマーケットも、ハロウィンも、バレンタインも、年々パワーアップしている気がします。
自分が子どもの頃を思い返してみても、
ここまで季節イベントが日常に入り込んでいた記憶はあまりなくて、
「時代が変わったのか、自分が年を重ねたのか…」と少しセンチな気持ちに。。。
家づくりの仕事に携わって早二十数年に、
現場監督~スタートしたキャリアも、
営業、設計、アフターメンテナンス、工務店経営と、
日々学びながらより良い家づくりを実現するために奮闘中!!
ご興味のある方は過去ブログも
遡って読んでいただければ大変嬉しいです!!!

でも、こうして人が集まる場所や季節の風物詩が増えるのは、
街にとっても悪いことではないのかな、と感じます。
暮らしの楽しみが増えるという意味では、
家づくりにも通じるものがあって、
「季節をどう楽しむか」
「年を重ねても愛着のある時間を過ごせるか」
という視点は、
住まいを考えるうえでとても大事です。
例えば、クリスマスの飾り付けがしやすいカウンターの位置や、
家族が集まるリビングの雰囲気づくり。
お祭りの提灯の位置や電源の手配。。
春には窓から風を通してみたり、
夏は影のつくり方を工夫したり、
秋は庭の紅葉を楽しんだり。
季節イベントが増えたからこそ、
「暮らしの背景としての家」をより意識するようになったのかもしれません。
ウミエのクリスマスマーケットを見ながら、
そんなことをぼんやり考えていました。
イベントそのものも楽しいけれど、
季節を感じる暮らし方を住まいでどう叶えるか。
家づくりに携わる者として、
そしてひとりの生活者として、
これからも大切にしたい感覚だなと改めて思った日でした。