先日、垂水図書館が新しくオープンしたとのことで、
仕事終わりに立ち寄ってみました。
夜も遅い時間だったため、
屋上スペースには入れませんでしたが、
外観から漂う空気感がとても心地よく、
思わず立ち止まって見入ってしまいました。
図書館というと静けさや落ち着いた雰囲気をイメージしますが、
今回の垂水図書館は、従来の本を読む場所という枠を超えて、
地域の人が集い、学び、つながる「場」としての新しいデザインが感じられます。
大きな開口部から漏れる温かな灯りが、
街の通りに柔らかく広がっていて、夜の垂水にひとつの安心感をもたらしていました。
家づくりの仕事に携わって早二十数年に、
現場監督~スタートしたキャリアも、
営業、設計、アフターメンテナンス、工務店経営と、
日々学びながらより良い家づくりを実現するために奮闘中!!
ご興味のある方は過去ブログも
遡って読んでいただければ大変嬉しいです!!!
建築的にもとても興味深い建物で、
外観には木のぬくもりを感じる仕上げが施され、
素材の質感が街並みに自然と溶け込んでいました。
近年、図書館や公民館といった公共建築は使いやすさだけでなく、
地域らしさや建築の美しさを大切にしたデザインが増えています。
垂水図書館もその好例のひとつで、
開放的でありながらも、訪れる人を包み込むような優しい空間構成が印象的でした。
屋上の庭園スペースや、
カフェのようなラウンジエリアも話題になっており、
日中に訪れればまた違った表情を見せてくれるはず。
昼間の光が差し込む時間帯に再訪し、
屋上から垂水のまち並みを眺めてみたいと思います。
こうして地域に新しい建物が生まれると、
暮らしの風景が少しずつ変化していくのを実感します。
それは単に建物が増えるということではなく、
人と人との関わりや、街に流れる時間の質が豊かになっていくこと。
建築を仕事にしている身としても、
こうした地域の“新しい居場所”が増えていくことはとても嬉しいことです。
垂水図書館は、ただの「本を借りる場所」ではなく、
街の新しいリビングのような存在になりそうです。
これから季節が進み、
緑が映える屋上庭園や、
夕暮れ時の灯りのシーンなど、
また違った魅力を見せてくれることでしょう。
近隣の方はもちろん、
少し離れた地域からも訪れてみる価値のある素敵な建築でした。