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2012.05.16家づくり計画|住宅性能を考える

屋根断熱or天井断熱

屋根は外壁に比べて非常に過酷な部分であり、夏の屋根表面は60℃を超えるころともあります。断熱方法としては屋根断熱と天井断熱があります。

天井断熱とは、天井材の上に断熱材を敷き詰めるのが一般的ですが、天井断熱は天井面積分だけを断熱すればよいので、面積も小さく平面なので、施工が楽で工事費も経済的です。しかし、天井の断熱材の上(すなわち小屋裏部分)は外気が入ってくるので、屋外となります。また、夏に断熱材の内部に熱がこもり、2階の部屋が暑くなるので排熱対策が重要になってきます。

屋根断熱は、屋根勾配なりの傾斜した断熱工事をするので、小屋裏は断熱材の内部となり、室内と同じような環境になるので、空間を有効に使うことが可能です。

屋根断熱でグラスウールを使う場合、断熱性能を確保するには、最低2層構造としなければならず、施工精度の確保が難しいので、グラスウールの充填に比べて気密性が非常に高く、気密性を確保しやすい現場発泡ウレタンフォームの吹付工法が理想といえるのではないでしょうか。

屋根の断熱性、気密性を適切に向上させ,排熱対策を十分にとることで、「夏場に暑くて二階にいけない。」といったことはなくなり、快適な住空間へとなります。

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