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2016.09.24家づくり計画|住宅性能を考える

地震に強い家をつくるためには、

 

地震の揺れを吸収する「制震」

 

前回、説明させてもらった「耐震」は建物自体を耐力壁などで固めて地震に耐えうる強い構造とすることです。
それに対して「制震」とは、壁体内に制震ダンパーなどを設置し壁に伝わってきた地震エネルギーを「吸収」して揺れを抑えるもののことを言います。
揺れが上階ほど増幅する高層ビルなどに有効な工法とされてきましたが、弾力のある木材とも相性がよく有効な地震対策として注目を集めています。

 

熊本地震の時もそうでしたが、地震の後の余震で建物が倒壊とるということがありました。
制震壁を設けることによって耐震性を確保する耐力壁などへのダメージが軽減しダメージを減らしてくれるように作用します。
そのことからも、「耐震性」を地震によって損なわないために「制震」をプラスで検討するということも増えてきました。
そのためには、強い「耐震性」を確保した上で、「制震」も検討するというのが良いのでしょう!
次に紹介する「免震」などと比較しても安価に施工可能であるこれからさらに注目の工法です。

 

制震ダンパー

 

地震の揺れを伝えない「免震」

 

高層建築物やマンションなどはこの免震構造を大々的にうたって販売されているものもあり増えてきているます。
これは建物と基礎の間にベアリングやゴムといった免震装置を設置して、地盤面と完全に切り離すことで建物に自身の揺れを直接伝えない工法です。
地震エネルギーを伝えないために免震装置が動くクリアランスを見ておく必要があり、家の周りに付いてくるか給湯器、室外機、ウッドデッキなどある程度離して設置を考えなけばいけなく戸建て住宅ではクリアーしなければいけない問題が多そうで限られた土地の上に建てる木造住宅では普及していくのかは疑問です!

 

今回と前回で紹介させてもらったのが基本的な地震対策となります。
家づくりを検討されている方は、自分の家がどのような地震対策がなされているのか確認してみてはどうでしょうか?

 

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