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2016.10.28住宅業界のあれやこれや 家づくり計画|住宅の見積書・資金計画について考える

量産住宅で気をつけなければいけないオプション工事の実態とは!

 

ローコスト系量産住宅では特に気をつけなければいけないオプション工事とは!

 

さて、最近良い天気が続きていたのですが、
今日はひさびさに雨、
兵庫県明石市のS様邸の上棟を予定していましたが来週へ順延です。
仕切り直しで、天気予報と相談しながら進めることとしましょう!

 

ローコスト系の量産住宅でのあるある話、
「ダウンライト照明をひとつ追加してもらっただけで5万円のオプション工事を請求された!」
などと聞くことがあります。

 

最近では、LEDのダウンライトも安くなり、
特殊なものでなければ3000円程度のものが主流です。
いくら、配線工事費だとか、スイッチなどの工事手間を考えても実に3倍〜5倍という高すぎる設定です。

 

照明

 

究極にコスト管理されたローコスト系量産住宅では見積通りの追加工事が当てはまらない!

 

「ぼったくられた!」
と思うかもしれませんが、極限までコスト管理されたローコスト住宅。
実は当然と言えば当然の価格設定なのです。

 

住宅建築は、人の手、職人の技に頼るところがまだまだ多く人件費をどこまで減らすことが出来るかがコストダウンへ近道です。
ローコスト住宅は、大量発注による材料費はもちろん人件費の削減のもとに成り立っているのです。
例にした、ダウンライト照明の数を増やすという変更だと、
追加する照明器具の選定から、取付位置の確認、発注個数の変更、
追加明細の作成、取付業者との変更箇所の打合せ、完了確認とちょっとしたことですがかなりの手間を要します。
オプション工事の設定がかなり割高に設定されている理由としては、
それに対応するだけの体制でないことと、そのぐらいの金額をもらわないと見合わないし、なんなら変更してほしくないという意思表示ということです。

 

注文住宅よりローコスト住宅のほうが高くなってしまう?

 

例えば、
Aさん夫婦が、お子さんの出産を機械に一戸建て住宅の住宅建築を考え出したとします。
資金計画を行い、立地条件、総額予算などから条件付きの土地を購入し、
量産系住宅を手掛ける工務店に家の建築を依頼することになりました。
実際、住宅建築の打合せとなり詳細の話をしてみると、
同分譲地と先行モデルとして建築されているCタイプの住宅とまったく同じものが建つという話でした。
間取りも使いやすそうだし、希望する地域に建てることができ満足していたAさんですが、
折角の一生に一度の家だから、
いろいろやってみたかったことがあるということで
オプション工事を追加していくことにしました。
ある時気がついた時には追加工事費が600万円にも膨らみ資金計画事態を見直す事態となってしまうということに。

 

少し極端な例かもしれませんが、実際にあり得る例え話です。
また、そのオプション工事で膨らんだ分の金額がかなり割高設定だと、
注文住宅と比較してオプション工事が3倍、5倍とかかり、
住宅建築の自由度や仕様がかなり低いにもかかわらず、総工事費が逆転してしまうことだってあるのかもしれません。

 

住まいに何を求めるのかを考えて建築先を選定しよう!

 

魅惑的な価格でされている広告、本体価格表示で全体像の見えてこない住宅価格。
人生で一番と言っていいほど大きな支出だからこそ気になる住宅価格。
だからこそ、住まい手として家に何を優先するのかをよくよく考えて建築先を検討しましょう!

 

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